森岡毅 Tsuyoshi Morioka
代表取締役 CEO
日本を代表する戦略家・マーケター。高等数学を用いた独自の戦略理論、革新的なアイデアを生み出すノウハウ、マーケティング理論等、一連の「森岡メソッド」を導入し、経営危機にあったUSJをわずか数年で劇的に経営再建した。
日本のP&Gでブランドマネージャーとしてヴィダルサスーンの黄金期を築いた後、P&G世界本社(米国シンシナティ)へ転籍、北米パンテーンのブランドマネージャー、ヘアケアカテゴリー アソシエイトマーケティングディレクター、ウエラジャパン副代表を経て、USJ入社。同社CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)、執行役員、マーケティング本部長を務める。
USJ再建の使命完了後、2017年、マーケティング精鋭集団「株式会社刀」を設立し、「マーケティングで日本を元気に」という大義の下、数々のプロジェクトを推進。USJ時代に断念した沖縄テーマパーク構想に再び着手し注目を集める。
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』、テレビ東京『カンブリア宮殿』など、TV、新聞、雑誌、メディア出演多数。また、ビジネス書のベストセラー作家としても著名。主な著作に『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』、『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』(「第44回ビジネスブックマラソン大賞」、「ビジネス書グランプリ2017マネジメント部門賞」)、『確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力』、『苦しかった時の話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』がある。
森本咲子 Sakiko Morimoto
シニアパートナー CMO
卓越した洞察力に基づく「消費者理解力」を武器に、新たな消費者価値を生み出し続ける消費者マーケター。マーケティングおよびエンターテイメント分野におけるコンセプト・プロダクト開発の第一人者として世界屈指の実績と経験を持つ。森岡が絶大な信頼を寄せる突出したマーケティング能力は刀の中でも異彩を放つ。
P&Gでは、化粧品ブランドSK-IIで、商品開発から広告・販売戦略まで担当、全世界で発売される数々のヒット商品を手掛けSK-IIブランドのグローバルな急成長を牽引した。その後、森岡の招聘でUSJに転職し、マーケティング部長に就任。
ハリー・ポッターなどの新エリアや、フライングダイナソー(ジェットコースター)などの新アトラクション、ハロウィーン・クリスマスや日本のコンテンツを集めた期間限定イベントなどの企画・開発・実行を担うチームを率い、USJ の消費者体験価値に隔世的な向上をもたらした。
2015年日経WOMAN ウーマン・オブ・ザ・イヤー受賞。
立見信之 Nobuyuki Tatsumi
シニアパートナー CFO
企業が継続的に成長するための構造的優位を作り出すため、包括的な視点から企業の改善点に怜悧なメスを入れ、成長機会を捉えて戦略化するファイナンスのプロフェッショナル。2017年、森岡の志に共感し、マーケティング精鋭集団「株式会社刀」を森岡・今西らと設立。刀のプロジェクトでは、戦略構築能力・ファイナンス能力で顧客の企業価値向上に中心的役割を担う。
ロンドンスクールオブエコノミクス修士課程卒業後、三井物産入社。三井物産戦略研究所で新規事業立ち上げのプロジェクトマネージャーを務めた後、ボストンコンサルティンググループに移り、消費財メーカーの海外進出案件や外資系エンタテイメント企業の通信事業進出などのコンサルタントを務める。
その後、USJに加入し、企画部長として全社レベルの中期戦略および資本政策の企画立案と実行を牽引。経営難のUSJにおいて困難を極めた投資とリターンのファイナンシャルマネジメントをリードし、森岡や森本が展開するマーケティング革命を内側から支援し、USJの劇的なV字回復に大きく貢献した。
今西聖貴 Seiki Imanishi
シニアパートナー CIO
市場構造の解析および需要予測モデル開発運用における世界の第一人者。高等数学を極めた多角的な定量分析力と、他の追随を許さない圧倒的な実務経験に根差した仮説構築力で、ビジネス戦略のあるべき焦点を鋭く洞察する。森岡とは長年に渡る盟友であり、二人のライフワークである「数学マーケティング」の共同研究開発パートナー。2017年、森岡・立見らとマーケティング精鋭集団「株式会社刀」を設立。高度なビジネス・インテリジェンスを進化させ続ける刀の「切り札」として中心的役割を担う。
シンシナティ大学大学院理学部数学科修士課程修了。P&G入社後、日本の市場調査部で抜群の実績を上げたのち、P&G世界本社(米国シンシナティ)へ転籍。160か国を超える市場でビジネスを展開するP&Gの中枢において、世界各国にまたがって有効な需要予測モデルの開発、世界中の市場分析・売上予測をリードした、元P&Gの世界最高頭脳。
量的調査における世界屈指のスペシャリストとして長年に亘り第一線で活躍した。その後、森岡の招聘によりUSJにシニア・アナリストとして入社。ハリー・ポッターエリア導入の需要予測において高い精度でアテンダンス増を的中させ、経済界を驚かせた。また、USJのインテリジェンス部門(調査分析機能)の組織能力開発を牽引し、わずか数年でUSJをマーケティング分析ができる会社に変貌させた。
代表著作に森岡と共著のベストセラー、「確率思考の戦略論」がある。
阿部一貴 Kazuki Abe
シニアエグゼクティブ・ディレクター マーケティング
マーケティングと営業双方の組織トップの経験に加え、世界最先端のデジタルマーケティングノウハウを活かし、ブランド戦略・実行プラン・組織づくりを卓越したリーダーシップで実現するプロフェッショナル。
慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、P&Gにてパンパースのブランドマネージャーとして劇的な国内シェア成長を牽引。その後モルソン・クアーズ・ジャパンのマーケティング・ディレクターとして、黎明期のクラフトビール市場に新ブランド「ブルームーン」を投入、またメキシコビール「コロナ」の巨大音楽イベント”Corona SUNSETS FESTIVAL”を立ち上げそれを核としたビーチ・カルチャーブランドの全方位リステージを牽引するなど、日本のプレミアムビール市場において急速なブランド成長を実現させた。
その後同社にて実行の核となる営業組織のトップに就任し、マーケティングと営業をハイブリッドさせた組織改革を行い、同時に複数の小売店・業務店・流通企業との企業横断のプロジェクトを実施。小売店のビール棚利益効率改善に貢献しつつ、自社ブランドの販売シェアも拡大させた。その後、世界最大のSNSであるFacebookに入社し、リーチから態度・行動変容の全ファネルにおけるPeople-Based Marketingのプロジェクトを推進し、数々のソリューションのリリースや組織デジタル化プログラムを実行した。
糸山尚宏 Naohiro Itoyama
シニアエグゼクティブ・ディレクター マーケティング
ブランドの戦略立案・消費者理解から計画実行、消費財からデジタルまで、広い領域で実績・ノウハウに加え、日本・アジア・北米での豊富なグローバル経験を持つプロフェッショナルマーケター。
早稲田大学法学部卒業後、P&Gに入社。ヴィダルサスーン・パンテーン・ウエラなどのヘアケアブランドの戦略構築から実行までを包括的にプロジェクトをリード。またブランドマネージャーとしてシンガポールで勤務し、高価格ヘアケアブランドの日本・アジアでの投入・成長を牽引した。
その後、楽天に加入し、電子書籍・デジタルサブスクリプションサービスの立ち上げと拡大を推進。日本・カナダでの勤務を通じて、グローバルな戦略的事業の再構築に携わりながら、マーケティングや経営管理、プロダクト・UIUX開発プロジェクトを担当し、事業の大幅な売上と収益の拡大に貢献した。日本・海外での多様性のある組織運営・変革の経験も有する、実務家マーケター。
加藤健史 Takeshi Kato
シニアパートナー プランニング&オペレーション
オペレーション、ファイナンス、マーケティングの3領域をマスターした稀有なプロフェッショナル。とりわけ最前線でのオペレーション最適化ノウハウに精通し、その領域では他の追随を許さない日本の第一人者。広領域を網羅する独自の専門性を武器に、川上から川下まで一気通貫で実現段階におけるリスクを未然に洞察し対処、戦略戦術の勝率を劇的に向上させる。
USJではパーク開業一年前より、新規アトラクションを複数立上げ、高効率なオペレーション開発に従事。その後、飲食部門・物販部門にてビジネスアナリストとして売上予測モデルやレイバーコントロールモデルを開発。テーマパーク・飲食業・小売業におけるオペレーションのスペシャリストとして第一線で活躍。
その後、ファイナンス企画部門にて全社予算策定業務や現場部門への業務改善プロジェクトを推進する傍ら、中国の新規テーマパーク事業者に対してテーマパークのマーケティング・運営ノウハウに関するコンサルティングサービスを提供。2012年より新規ビジネス開発担当として沖縄での新パーク開発プロジェクトのリーダーに着任し、同プロジェクトを推進した。
北浦範子 Noriko Kitaura
シニアパートナー ファイナンス
財務諸表やバランスシート、現場の運営ポジションまでを徹底的に分析し、経営資源配分の適正化と経営計画を策定する戦略プランニングのプロフェッショナル。さらにクリエイティブ、建設、マーケティング、人的リソースが複雑に絡み合う大型プロジェクトのコスト管理においても、国内屈指の実績と経験を持つ。
大手小売チェーン企業での新規事業としてホテルグループでの財務や経営分析を担当後、外資系製薬会社に移りファイナンスコントローラーを務める。USJでは全社予算管理・財務企画分析から、適切な資源配分をリードし、パークのV字回復のファイナンス基盤を作り上げ、周辺土地開発等の新規事業ファイナンスも手掛けた。
その後、数百億円規模となる大型新規開発プロジェクト部門のファイナンス・管理統括ディレクターに就任し、プロジェクトのファイナンス・人事・アドミニストレーションの全てを統括。過去最大プロジェクトであるハリー・ポッターエリア建設では、450億円のプロジェクト予算の管理に責任を持ち、プロジェクトの成功を導いた。
木村泰宏 Yasuhiro Kimura
シニアエグゼクティブ・ディレクター マーケティング
市場構造の解析から需要予測、価格戦略、実際のコミュニケーション開発に至るまでの一連のマーケティングプロセスに精通し、さらにはそれらの教育プログラムの開発・実行までも手掛ける万能マーケター。マーケティングスキルを移植し、クライアント企業の持続可能な成長を実現する一翼を担う。神戸大学工学部を卒業後、USJに入社。インテリジェンス部門(調査分析機能)にて、ハリー・ポッターエリアのオープン三年前より各種調査・分析をリード。目標集客・収益達成のための緻密なターゲット理解ならびに全社的な各種KPIのトラッキングシステムの開発をリードし、導入期のビジネス成功に貢献した。
その後マーケティング部門に異動、「ミニオン・パーク」など新アトラクションのコミュニケーション開発に従事する傍ら、時短商材である「エクスプレス・パス」の強化プロジェクトを推進。価格感度や造成キャパシティの緻密な分析に基づく販売戦略の実行により、僅か3年で売上を3倍以上に成長させ、USJ全体の利益構造変革に大きく貢献した。
田村考 Koh Tamura
シニアパートナー マーケティング
冷利な頭脳と豊富な実務経験を武器に、事業の開発から戦略策定、戦術実行まで、一気通貫して指揮を執れる全能型マーケター。またデジタル黎明期から、自社WEBメディアやソーシャルメディアを組み合わせた革新的なコミュニケーションに先駆的に取り組み、デジタルの影響を大きく受ける現代の消費者を対象としたコミュニケーションデザインにも高い知見と経験を持つ。
10年にわたり広告会社にて武田薬品、IBM、NTTグループなどのマーケティングを担当。 メーカーと流通によるビジネスアライアンス組成の支援から、マスプロモーション、CRM、デジタルマーケティングまであらゆる領域を駆使しクライアントのビジネス成長に貢献。
USJに参画後は、ブランディング&コミュニケーション、プロダクト開発のマネージャーを歴任したのち、デジタルマーケティングチームを率い、マス・PR・デジタルが三位一体となった認知形成および購買行動を変革させるコミュニケーションモデルを完成させた。ハリー・ポッターエリアのローンチ時には、当時国内最大となるソーシャルメディア上での露出を創出し、社会現象を巻き起こした経験を持つ。
平野 真太郎 Shintaro Hirano
シニアエグゼクティブ・ディレクター マーケティング
ブランド戦略立案から実行まで、一貫した消費者価値の創造を武器に多様な環境下においてビジネス成長を実現し、そのブランド構築に必要な組織・人材を強力なリーダーシップで育成・牽引する、プロフェッショナルマーケター。消費財、ヘルスケア、グローバルブランド運営まで幅広い経験を活かしビジネスを成功に導く。
京都大学、分散情報システム分野にて修士号を取得後、P&Gにて"ウィスパー" "パンパース"等の複数ブランドの構築を経験。その後グラクソ・スミスクラインにおいて"アクアフレッシュ"のブランド立て直しに従事し、同社"シュミテクト"においては二桁成長を4年連続実現し売上 No.1 歯磨きブランドに導く。その後、エーザイにて"チョコラ BB"ブランドの統括責任者として、マーケティングの導入および営業組織強化の両輪で売上成長を実現。その後キリンホールディングスでは、キリンレモンの 90 周年リニューアル、FIREのブランド再建、午後の紅茶ブランド拡大など、多様なブランドにおいて消費者価値を起点としたマーケティングの導入と組織力強化で、各ビジネスを大きく伸長。さらに同社ヘルスサイエンス事業においては、D2C/B2Cだけではなくパートナー企業とともにB2B2Cを組み合わせて新たなビジネス機会を創出するなどして事業成長を牽引した。
渡邊泰裕 Yasuhiro Watanabe
シニアエグゼクティブ・ディレクター マーケティング
ブランド戦略、市場調査、営業、それぞれについての深い専門性を武器にマーケティングの戦略立案から実行フェーズまでコントロールし結果を出すオールラウンドなプロフェッショナル。また、グローバルレベルのトレーナーとして豊富な実績と経験も持つ。
P&Gで、ファブリーズとジョイの2つのブランドリーダーを同時に担当しビジネスの回復をリードした。日本・韓国市場のファブリーズマーケティング担当として3年間で27本のTVCM制作を経験。製品のイノベーションなしでブランドを5年ぶり2桁成長に導いた。市場調査においては、シンガポールのアジア本社で日本・韓国・オーストラリア・中国の市場分析、需要予測、商品・コンセプトテスト等をリード。洗剤やペットフード事業での消費者セグメンテーション、販売量予測、Marketing Mix Modelingを経験。
2018年からP&G全カテゴリーのオンラインチャネル営業企画とブランドマネージャーを兼任。デジタルマーケティングの統括としてリテールとWin-Winを築きながら、2年連続2桁成長を牽引した。2017年、2018年連続で同社のアジアベストトレーナーを受賞。2019年アジアベストコーチングアワード受賞。社外ではアメリカ商工会議所ダイバーシティ&インクルージョンのパネルスピーカーなどを務める。
様々な分野での突出した能力と、顧客の成長への強い情熱を持つメンバーたちの一部を紹介します。
それぞれの取組では、刀に在籍するさらに多彩なプロフェッショナルたちから最適なチームを編成し支援いたします。