農林中央金庫グループの農林中金バリューインベストメンツと株式会社刀は個人投資家向け年次総会で、新ファンド名称「おおぶね」を正式発表しました。
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News Release
2019年9月27日(金)
農林中金バリューインベストメンツ株式会社
株式会社 刀
「農林中央金庫」グループの「農林中金バリューインベストメンツ」とマーケティング精鋭集団「刀」の協業スタート
2019年9月26日(木)個人投資家向け年次総会開催
人気の米国株式長期厳選投資ファンド名称変更を正式発表
「おおぶね」に
「農林中央金庫」(本店:東京都千代田区、代表理事理事長:奥和登、以下農林中金)のグループで投資運用業を行っている「農林中金バリューインベストメンツ株式会社」(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新分敬人、以下NVIC)は、昨日2019年9月26日18:30より個人投資家向けの年次総会をアグベンチャーラボ(東京都千代田区)で開催いたしました。
NVIC常務取締役 奥野一成は、当日参加した約50名の個人投資家の皆様に、NVICの運用する長期厳選投資ファンドの運用報告を行うとともに、先日、協業を発表いたしましたマーケティング精鋭集団「株式会社 刀」(本社:東京都港区、代表取締役CEO:森岡毅、以下刀)を紹介。さらに、刀の森岡毅とともに取り組んでいるマーケティング活動の一つとして、「農林中金パートナーズ米国株式長期厳選ファンド」の名称を「おおぶね」と改名することを正式に発表いたしました。
NVIC奥野と刀森岡は、今後も消費者の皆様との接点を大事にしていくとともに、マーケティング活動を推進し、「投資」を消費者にとって身近でわかりやすいものにし、消費者の豊かさにつなげていくことをこの日集まった投資家に宣言いたしました。
「おおぶね」に込めた想い
個人投資家向けに運用するファンド名を「おおぶね」とした背景には、NVICがその哲学に掲げている「長期厳選投資」の本質を、消費者の方に分かりやすく理解いただきたいという想いがありました。
刀の森岡は、「人が投資や資産形成と向き合う際に求めるのは『安心感』。『安心感』の正体は、自分はちゃんと考えてやっているという『納得感』。NVICの取り組んでいることをブランドデザインする中で、消費者の方にご理解いただきたいことを、農林中金の持つ誠実さを体現しつつ、覚えやすくて聞いたらピンと『安心感』が連想される『おおぶね』という言葉に練り込んだ。この名称を決めるにあたり、調査を実施して統計学的に分析も行っており、納得感のある資産形成の大きな旅に出ていただくには、『おおぶね』に乗るしかないと確信している」。と熱く語りました。
NVICと刀が目指すのは、消費者を短期売買の「投機」によるハラハラドキドキから解放すること、そして時間を武器にして、厳選した企業に長期に「投資」する機会を拡大することで、個人の資産形成の一助とすること。結果として、消費者が豊かな人生を送れるようにすることです。その想いを「おおぶね」に乗せて一人でも多くの消費者にお届けしたいと考えております。
「おおぶね」について
「売らなくてよい企業の株を厳選して長期で保有し続ける」というNVICの投資哲学に基づいて運用される「おおぶね」ファンドは、米国企業の中から長期的に利益を上げ続けることができるとNVICが考える「構造的に強靭な企業®」27社を厳選して投資する投資信託です。2019年8月末時点の純資産残高は23.9億円と前年比431%増加しており、相場動向が不安定な中でも個人投資家の支持を受け、安定的な資金流入が続いています。その運用成績は直近1年で+4.58%、2017年7月の設定来で+21.76%と米国S&P500インデックスの水準を上回る良好なリターン実績を上げています。
農林中央金庫常務執行役員 八木正展よりご挨拶
農林中金 常務執行役員八木正展は、年次総会冒頭で参加者にご挨拶申し上げました。日本の『国民経済の発展』のために、積極的に投資にお金が回る状態を創出するには、金融機関は消費者の根源的なニーズを深く理解し、そのニーズにプロとして的確に対応していくことや消費者の皆様に対しても、『投資』に対する意識の改革を積極的に行っていく必要があるとの考えを示しました。また、農林中金バリューインベストメンツと株式会社刀の協業によるマーケティング導入の取り組みを高く評価しているとし、継続的なサポートを表明いたしました。
NVICの長期厳選投資「おおぶね」の運用報告
年次総会のハイライトとして、NVIC奥野は個人投資家の皆様に直接「おおぶね」ファンドの運用報告をいたしました。また、投資先企業については、がん放射線治療機器Varian社、小規模企業を束ねるコングロマリットRoper社など、年間80社以上にも上る現地企業面談などから得た3つの観点(付加価値、競争優位、長期潮流)の徹底的な分析を交えて新規投資先に選んだ理由をしっかりと説明いたしました。投資家の皆さんは熱心に奥野の話に聞き入っていました。
参加した個人投資家の皆さんからも「安心感はとても重要。今日の話を聞いて励みになった。」(40代男性、埼玉在住)、岩手からご夫婦で参加された方は「この『おおぶね』に投資したことで『投資』に対する考え方も以前と変わった。投資の考え方がしっかりしており、自分のビジネスにも取り入れていこうと考えている」「夫の影響を受けて、7月から投資を始めたばかりだが、資本家になるという考え方がすっと入ってきて、とても刺激になった。『時間が武器になる』ので、子供向けにも始めようと夫婦で話したところです」といったコメントが寄せられました。
投資先の3M社 スリーエムジャパンカスタマーテクニカルセンター見学会
同日の13:00より、ファンドの投資先である3M社の日本法人であるスリーエムジャパンカスタマーテクニカルセンター(神奈川県相模原市中央区南橋本 3-8-8)の投資家向け見学会を年次総会に合わせて開催いたしました。この施設は、一般には非公開となり、この見学会は特別開催となります。NVICは、ファンドの主役は投資家であり、ファンドマネージャーは投資家と投資先企業をつなぐ導管であると考えており、この見学会は、その投資哲学を体現する取り組みとして開催いたしました。投資家の皆様には、施設を熱心に見学され、担当の方の説明を直接聞いたり質問したりすることで、“投資の手触り感”を体験いただきました。NVICは投資家の皆様にファンドを通じて投資した企業がどのように事業を営み、いかに強靭かということを感じていただきたいと考え、このような活動を定期的に実施しています。
農林中金バリューインベストメンツ(NVIC)について
農林中金バリューインベストメンツ(金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2811 号 一般社団法人日本投資顧問業協会加入 一般社団法人投資信託協会加入)は、農林中金グループとして投資運用業を行っています。長期厳選投資の国内におけるパイオニアであり、2007年に農林中央金庫株式投資部にて長期厳選投資のための専担チームとしてスタートして以来、短期的な売り買いをする投資ではなく長期的に企業の株式を保有し続ける長期投資(売らない投資)を貫徹。2010年に機関投資家向けファンドに対する投資助言を開始して以降、米国株投資、投資教育への取組等、投資の世界を変えるべく様々なチャレンジを行ってきており、2017年よりその運用チームがそのまま、個人向け投資信託の運用助言をスタートしました。
運用資産残高は2,550億円(2019年8月末時点)となり、過去5年で 米国S&P500インデックスの水準を上回る年平均11.6%という高いリターン実績(注1)を実現しています。
長年の経験から培った企業選定の“目利き力”と、現地の企業を訪問して得た“生の情報”をもとに3つの条件から企業を厳選します。その条件とは①付加価値の高い産業か、②圧倒的な競争優位性があるか、③長期的な潮流にのっているか。これら3つの条件を兼ね備えた一握りの「構造的に強靭な企業®」のオーナーとなることで、企業の成長を通じた自己の資産形成を目指します。
常務取締役CIOの奥野一成氏は、京大、東大、一橋大学での特別講義や高校での特別授業で、「投資」を日本に根付かせる教育・啓蒙活動を積極的に展開しています。
注1 農林中金バリューインベストメンツが運用・助言する、米国株式に投資をする各ファンドのリター
ンを加重平均したコンポジットリターン(手数料控除前)データ。2014年9月1日を起点として、直近2019年6月末までの年率換算平均成長率11.6%(米国ドル建て)を算出しています
株式会社刀について
「株式会社刀」は、企業が自ら課題解決に取り組めるよう『マーケティングノウハウそのものを移植する』世界初のマーケティングノウハウのライセンシングカンパニーです。
マーケティングが普及しているとは言えない日本において、高度なマーケティングノウハウを様々な企業にインストールし、新たな価値を創出することで日本をもっと豊かにすることを目指しています。
「マーケティングで、日本を元気に」
高等数学を用いた独自の戦略理論、革新的なアイデアを生み出す法則、マーケティング理論等、一連の暗黙知であったマーケティングノウハウを形式知化した『森岡メソッド』を駆使し企業の「ブランド」の構築を実現。加えて、組織マネジメントやファイナンスなどマーケティングが機能するためのマネジメントシステムを導入し、ノウハウ自体を顧客企業に移管することで、企業の持続的な成長を達成するべく、日々邁進しております。
農林中央金庫について
農林中央金庫は、農林水産業者の協同組織を基盤とする全国金融機関として、JA(農協)、JF(漁協)、JForest(森組)など会員のみなさまのために金融の円滑を図ることにより、農林水産業の発展に寄与し、もって国民経済の発展に資するという重要な社会的役割を担っています。
この役割を果たすため、JA(農協)、JF(漁協)、JForest(森組)などからの出資や、JAバンク、JFマリンバンクの安定的な資金調達基盤を背景に、会員や農林水産業者、農林水産業に関連する企業などへの貸出を行うとともに、国内外で多様な投融資を行い、資金の効率的な運用を図ることにより、会員のみなさまへの安定的な収益還元に努めています。
アグベンチャーラボについて
「次世代に残る農業を育て、地域のくらしに寄り添い、場所や人をつなぐ」をコンセプトに、 今年5月にJAグループが新たな事業を創造するオープンイノベーションを実現する拠点として開設いたしました。スタートアップ企業やパートナー企業、大学、行政等と協創し、様々な知見やテクノロジーを活用しながら、新たな事業創出、サービス開発、社会課題の解消を目指してまいります。
アグベンチャーラボ